マスクの着用が自主判断となり、行動制限がなくなってから約1年、来日外国人も今年中にコロナ前を超えることは確実でしょう。
それにより“インバウンドの問題”が改めて顕在化しております。その一つが“富士山とコンビニ”で、私有地への侵入、交通事故の懸念等が挙げられております。
コンビニ本部は、“多言語による注意喚起”を行い、行政は、反対側から写真撮影が出来ないよう、“黒幕を張る”ことが検討しているそうです。
実は私はサラリーマン時代、海外で働いたことがあり、“日本の常識・世界の非常識”を身をもって体験しました。“日本の常識・・・”は、裏返せば、“世界の常識・日本の非常識”とも言えます。
“多言語による注意喚起”は、残念ながら、全く意味がないと私は思います。生活習慣・環境、規則に対する意識が全く違う外国人に、日本の常識=規則・マナーを守りましょう!と訴えても、それに従うどころか、理解することすら外国人には難しいと思います。
そもそも今回の問題の発端、“コンビニと富士山のコラボ”に、日本人は美的感覚を感じるでしょうか? 感じないですよね? “SNSに載せたい”という、“国籍を超えた世界スタンダートの感覚”を理解しない限り、問題の解決にはならないと思います。
“世界スタンダード“は決して悪いことばかりではなく、外国人の美的感覚により、日本人がその日本的美を再認識することも多々あるからです。その最たるものが、伏見稲荷の千本鳥居ですね!確かに鳥居がたくさん連なる姿は美しいですが、だからと言って、我々日本人の感覚では、“日本の美 TOP3”には入りませんでしたよね!
今回の問題に限って言えば、問題の緊急性=交通事故発生リスク を考えて、黒幕は反対側に張るのではなく、コンビニの屋根の上に張るしかないと私は思います。
写真は、私が各国に行って、現地の方々・ガイドから聞いた、世界各国の国民性を分かりやすくイメージしたものです。もちろん、その国の方を揶揄する意図は全くありませんので、遊び感覚で各国の国民性を感じてください。
沈没する船からの退船命令=緊急事態=国民性が出る!状況を想定。退船命令に従わない乗客に対し、船長は各国毎に以下の言葉で退船を促す・・・・
イギリス: こういう時こそ紳士は海に飛び込むものです。
アメリカ: 今(最初に)飛び込めば、ヒーローになれますよ!
フランス: 決して海には飛び込まないでください。
イタリア: 海で美女が泳いでいますよ!
ドイツ: 規則ですので、飛び込んでください。
ロシア: あっちにウォッカが流れていきましたよ!
中国: おいしい食材が泳いでいますよ!
韓国: 日本人はもう飛び込んでいますよ!
そして日本は・・・・
皆さん、飛び込んでますよ!